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 府中の環境と景観 浅間山とムサシノキスゲ_



住宅に囲まれた浅間山(上)とムサシノキスゲ(左)、ギンラン(右)


 府中市と小金井市にまたがって存在する「多磨霊園」の西側に、小高い丘「浅間山」があります。その頂はわずか80メートルで、山とも呼べないものの、豊かな自然が今も残されています。
 この浅間山、戦前は農家の薪炭林として、戦中は陸軍の弾薬庫として使用され、戦後は住宅適地として狙われたのですが、関係者の奮闘でかろうじて開発を免れ、都立公園として保全されるという経緯をもっています。
 その浅間山には、ムサシノキスゲという固有種が群落をつくり毎年5月にはやや上向きの黄色い花を咲かせます。ムサシノキスゲはこの浅間山のみで自生しており、多摩を代表する野草でもあり、ニッコウキスゲの亜種といわれています。またここでは、キンラン、ギンランなどの珍しい山野草も見られます。
 この豊かな自然を残している浅間山はボランティア団体「浅間山保護会」によって、手厚い保護が加えられています。ムサシノキスゲの開花に合わせて毎年5月には「キスゲフェスティバル」も開催されています。
 ⇒会報2002年春号8ページ掲載記事「ムサシノキスゲと浅間山」



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